コマンドの実行時間を計測する
2021-12-19
Command time measure
開発コマンド実行時間によるPCの性能評価
これまで何度かパソコンのパフォーマンスを比較するために、依存関係のインストールやこのブログをビルドするときの所要時間を計測しています。
その方法は、例えば依存関係のインストールならdate; yarn install; date
のように目的のコマンドをdate
で挟んで実行し、前後の時刻の差から実行時間を計算するという原始的なものでした。
しかし、実行時間を表示するコマンドがあることを知ったのでこの記事にまとめます。
PowerShell
PowerShellの場合は以下のようにします。
Measure-Command { 目的のコマンド }
依存関係のインストールであれば以下です。
Measure-Command { yarn install }
結果は以下の画像のように表示されます。
zsh
zshの場合はtime
を使います。
time 目的のコマンド
依存関係のインストールの場合は以下のようにします。
time yarn install
結果は以下の画像のように表示されます。
React Native
これまでのパフォーマンス計測では依存関係のインストールとこのブログをビルドするときの時間を比較していました。React Nativeアプリのビルド時間も計測したかったのですが、やり方がわからなかったからです。
date; expo start; date
としても、ビルド時間が計測できるわけではないからです。
これについてはまだ計測方法がわかりません。
Xcode
EASを使うようになってXcode部分のビルド時間は計測できるようになりました。
Xcodeでビルド時間を表示するには、ターミナルで以下のコマンドを実行しておきます。
defaults write com.apple.dt.Xcode ShowBuildOperationDuration YES
あとは通常通りプロジェクトのルートディレクトリでビルドコマンドを実行します。
expo run:ios
以下のように結果が表示されます。
まとめ
以上、前回書いたM1 Pro MacBookProが届いて性能評価をするときのために計測方法をまとめました。
XcodeではなくAndroid Studioを使って測定すれば自作パソコンも含めた評価をできそうですが、React NativeのAndroid環境を整備するのが大変なのと自作パソコンにAndroid Studioを入れたくないのでやめておきます。